中小企業の基幹システム更改、そして業務改革を成功させるための必読書!
書籍情報
著者:太田記生
判型:A5判
ページ数:80ページ
出版社:書肆亥工房(しょしがいこうぼう)
ISBN:978-4-915076-51-0
発売日:2017/10/28
内容紹介
基幹システムの導入・更改プロジェクトの成否は、会社経営に大きな影響を及ぼします。
では、どのようにプロジェクトを進めていけば成功するのか?成功するプロジェクトと失敗するプロジェクトの違いから導き出した、成功するためのノウハウが記されています。
100社を超える中小企業の経営コンサルティング・ITコンサルティング実績を持つ著者が考える中小企業の基幹システム(基幹系業務システム)導入・更改におけるベストプラクティスとは何か。中小企業の命運を左右する「基幹システム導入・更改」にフォーカスし、著者の長い経験で培ったノウハウを掲載しました。
例えば、
- RFP(提案依頼書)は「会社の命の設計図」ともいえる文書です。この策定を疎かにすると大変危険です。なぜなら・・・
- IT投資額の目安を知り、かつ投資額を抑制するためのヒントとは?
- 基幹システムは「会社の根幹」であり、もし基幹システムが止まれば会社の業務が止まってしまいます。基幹システム導入・更改プロジェクトの編成方法は?
など、本書では、基幹システム導入・更改プロジェクトを成功に導くために必要な考え方や進め方について、分かりやすく記されています。
目次
- 基幹システムは「会社の命」
- 基幹システム更改は会社の命運を懸けたプロジェクト
- 基幹システム更改は「経営判断」の繰り返し
- RFPは会社の命の設計図
- 基幹システム導入・更改は経営層レベルで取り組むべき「経営課題」
- ITが経営にもたらすインパクト
- 経営ビジョンに沿った基幹システム構築戦略
- 大局的・経営的な目線で判断
- 「現場ニーズ」と「経営ビジョン」の調和点
- 基幹システム導入・更改プロジェクトの編成
- プロジェクトメンバーの選抜
- キーパーソンの見極め
- キーパーソンは”ITクレーマー”の場合も
- 十分なヒアリング時間の確保
- 「IT人材」の育成
- システム会社とまともに渡り合える人材の育成
- 真に必要とされるIT人材像
- IT人材は会社の未来を担う重要な人材
- IT導入のキモ「RFP」
- RFP策定のメリット
- RFPの構成例
- RFP策定による業務の見える化
- RFP策定過程で「業務の見直し」を徹底的に議論
- 「業務改善」ではなく「業務をシステムに合わせる」
- RFPをもとに複数の選択肢から検討
- 要件に最もフィットしたシステム会社(パッケージシステム)の選定
- システム選定では相見積をとることが重要
- システムごとに異なる性能差
- カスタマイズ費用はシステム会社によってバラバラ
- システム価格は自社のニーズしだい
- ベンダーロックイン
- ベンダーロックインの弊害
- ベンダーロックインを防ぐために
- システム会社とうまくお付き合いするコツ
- コミュニケーション能力のあるPM、SEに依頼
- 不安があれば早めに伝えて早めに払拭
- ベンダーマネジメントスキルの養成
- ユーザー企業とシステム会社のギャップ
- SEの苦悩
- ユーザー企業の苦悩
- ユーザー企業とシステム会社がWin-Winになるために
- 「IT満足度調査」「ITについて考えるワークショップ」の定期実施
- システムのサービスインは「ゴール」ではなく「スタート」
- システム導入の本来の目的を実現しているか定期的なチェックが必要
- 「IT満足度調査」「ワークショップ」の目的はIT担当の円滑業務遂行のため
- 「モグラ化」したシステムの更改
- システムの「モグラ化」とは
- モグラ化したシステムを見つけるポイント
- システムのモグラ化を防ぐために
- 新システムのネーミング
- システムに名前を付ける目的
- プロジェクト成功に向けた社内の一体感の醸成
- プロジェクト会議に変化が・・・
- 新システムに愛着を持ってもらうために
- CIOを任命する
- CIOとして不可欠なスキル:現場の業務知識
- CIOとして不可欠な要素:最新のITトレンドの探求
- 社外CIOという選択肢も・・・
- 【付録】あなたの会社のベストマッチ IT導入チェックリスト
読者の声
ページ数は多くないですが、重要なポイント・エッセンスが盛り込まれていて、非常に勉強になり、今後の仕事にも活用できると思いました。
著者の長い経験で培ったノウハウを・・・に惹かれ、購入させていただきました。
「業務の見える化」「業務をシステムに合わせる」の現実解について考える良い機会となりました。
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日本全国一律185円(税込)